海外FXレバレッジとは

海外FXではレバレッジという言葉がよく使われます。
これは日本語に直訳すると「てこ」という意味ですが海外FXでは元本に対する投機的取引金額の倍率を表わす言葉としてレバレッジと言います。
海外FXでは、最初にFX業者に証拠金(保証金)を渡し、それを元手に、何倍もの価値のある通貨を買うという投資をします。
この取引金額と証拠金(保証金)の割合(倍数)をレバレッジと呼びます。
海外FXは、外貨預金や外貨MMFなどその他の外貨建て金融商品とは違って、実際に取引する金額よりもずっと少ない投下資金(保証金)だけで売買をすることができます。
また、このような取引のことをFXではレバレッジの効いた取引と表現することがよくあります。
海外FXと、その他の外貨建て金融商品との最も大きな違いは、このレバレッジの大小にあるのです。
海外FXでレバレッジが高いと、利益や損失も大きくなるのでレバレッジを調節することで、リスクやリターンをコントロールすることがFXでは重要となります。
外貨金融商品に「レバレッジ1倍」というものがあります、外貨預金のことです。
外貨預金では、レバレッジ1倍の取引ができる「外貨預金型注文」があります。
外貨預金をされている方で手数料コストの削減をお考えの方にはこちらもお勧めです。
レバレッジの利いた取引では、取引保証金(元手)に対し大きな金額を運用することになるので、レバレッジが高いほど、小さなマーケットの動きであっても口座の資産価値は大きく変動することになりますので注意が必要です。


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2010年から始まった国内FXのレバレッジ規制とは?

2010年より始まったFXのレバレッジ規制とは、金融庁が発表した金融商品「外国為替証拠金取引(FX)」において、預けたお金で何倍の売買ができるか示す「証拠金倍率」を規制する事を言います。
それまでの国内FX市場では、100倍~600倍前後の高倍率で取り引きする人が多かったのですが、それではわずかな為替相場の変動でも、預けた証拠金がゼロになったり、損失が大きくなったりする恐れがありました。
この行き過ぎたハイレバレッジ競争の過熱感を抑制する為にも、金融庁は2010年8月までの猶予期間をおいてから、まず50倍までに最大レバレッジを引き下げ、次いで2011年の8月には全てのFX業者の最大レバレッジを25倍までに引き下げるFXのレバレッジ規制の施行を決定したのです。
このFXのレバレッジ規制は投資家の保護を理由として導入されましたが、投資家からは決して歓迎されるものではありませんでした。
ハイレバレッジでトレードするということには、リスクが大きくなるというデメリットがあります。
でも、逆に考えれば、少ない証拠金で積極的に利鞘を稼げるということにもなるのです。
これがFXの最大のメリットで、FXという金融商品がここまで市場に広まった魅力でもあります。
また、このFXのレバレッジ規制後には、ハイレバレッジ派の投資家が規制のない海外のFX業者に海外流失する恐れもあり、国内の弱小FX業者は淘汰される危険性が高いです。
これからFXを始めようとする投資家は、FX業者選びにも注意が必要でしょう。

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